エシカル(ethical)とは、「倫理的」「道徳上」という意味です。
エシカルとは、「法律で決めらていないけれど、良識的に考えるとこうだよね?」と多くの人が考える「社会的な模範」のことをいいます。
特に最近は、環境保全や地域・社会への考慮といったニュアンスで捉えられることが多い概念です。
それを実践できる身近な行動の1つが「エシカル消費」だと言えるでしょう。
「『人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノ』を購入・消費する」ことがエシカル消費だといいます。
今の私たちの生活は、ものにあふれていて、必要なときに必要なものを自由に購入することができますよね。
衣・食・住 そこで消費する洋服や食料、エネルギーは相当なものですよね。
今、貧困や人権問題、気候変動などの問題が世界中で課題となっています。
先進国にクラス私たちによる大量生産、大量消費により、途上国の弱い立場の生産者が安い賃金で働かされたり、
地球の再生能力よりもはるかに早く資源を使い、環境を破壊しているのが現状です。
けれども、完全に消費しないで生きていくことはできませんよね。
どんなに気をつけていても、先進国で暮らす私たちは、毎日たくさんのゴミをだしたり、空気を汚しています。
そこで、私たちができることは、
そのものが〔いつ、どこで、誰が、どうやって〕作ったかを知り、
たとえば、環境負荷が低いものを買ったり、生産者、労働者にきちんとした対価を払っているものを買うなど。
少しでも、負担にならないようなものを消費することだと思います。
たとえば、フェアトレード。
私たちが大好きなチョコレート。でもカカオ豆の産地では、農家の人が生活できないほど安く取引をさせられたりする
現状があるそうです。それを適正な値段で取引することで、農家の方が自立できるようにすることを言います。
他にも、発展途上国の農家が育てたコットンを、買い手が適正で公正な値段で購入すること。
そういうことを推奨している企業を、なるべく選んでいくっていうのが、私たちのできることだと思います。
私たち、小売店も、なるべくそういうものを、扱うように努力していくつもります。