整理収納アドバイザーの 田中珠美さんのコラムです。
リビングが特に物が溢れていて片付かなくて どうしたらいいですか? そんなお悩みをよく聞きます。 どうせ片付けても、またすぐに散らかるから、 片付けても無駄だと諦めたり。 自分はセンスがないから出来ないと思い込んだり、 人は、いつの間にか 決めつけてしまいがちなものですね。 家族が片付けてくれない。協力して欲しい! 自分の言うことを聞いて欲しい! ↓ けど、実際は言うことを聞いてくれない。 ↓ 「なんでやらないの!!」と ひどい言葉で傷つけてしまったり。 言い過ぎたと後悔したり。 どこのご家庭でもある風景です。 では、そもそもどうして散らかるんでしょう? その原因はどこにあるのか。 じっくりと、考えてみた事はありますか? 原因は必ずあって、そこを見つめ直さなければ 同じ繰り返しだと思うんですね。 例えば、家族の一人一人が 外から帰って来て服を椅子にかけ、 バッグを床に置きっぱなし。 とりあえず・・・だからと。 一時的には別に悪くないと思うんです。 ですが、そこから先が決まっていない。 先が決まっていないから次々に物が溜まる。 「物が物を呼ぶ…現象」 快適に暮らすためにはルールが必要です。 その方法を、家族で一緒に考える時間は 私は、とても大事だと思うんです。 ●ルール① 自分の物は自分で管理する。 リビングや洗面所などの共有スペースは、 誰かが片付けるだろうと勘違いしがち。 いったい誰が??私?? 自分の物は自分の部屋へ。 部屋がなければ自分のスペースを一角に作る。 (一段でもいい) そこに責任をもってもらう。 意外と「ここがあなたのテリトリーだから 好きに使っていいのよ。」となると、 キチンと整理出来たり、不思議なものです。 言われて嫌々やるのではなく、自発的に、 というのが大事なのでしょうか。 ●ルール② スペース毎にテーマを決める。 ここの棚は、文具関係。 ここの棚は、医療関係。 ここの棚は、日用品のストック。 ここの棚は、防災関係。 ここの棚は、工具や梱包関係。 ここの棚は、アウトドア関係。 と棚の段や引き出しごとにテーマを決める。 一旦、ルールを決めたなら、 そこに収められる分だけの物を持つ。 そして、それ以上は持たない。 溢れてくる様なら定期的に見直しをする。 そして、それを習慣にする。 何も考えずに、スペースが空いているから、 とりあえず・・・としまうと 一見片付いたように見えても、 物はあちこちに移動して探す羽目になります。 「何も考えずにとりあえずしまう・・・」 のはもうやめましょうか。 笑顔で快適に楽しく暮らす為のルール作り。 それは、各家庭のコミュニケーションが 鍵になるかもしれませんね。 お片付けレッスン 下関うちカフェぐらし@田中珠美