毎日使う食器は、主張しすぎないシンプルで扱いやすいものがいい。
それでいて色合いや質感が、温かみのある雰囲気がいい。
今回紹介するのは、その絶妙なカラーとやさしい手触りの
「MOHEIM(モヘイム)」のSTONEWAREシリーズ。
風合いのあるスモーキーなカラー
魅力の1つは、繊細で美しい色味です。主張しすぎない優しいスモークカラーで、テーブルににスッと馴染んでくれます。
飽きのこないベーシックカラーの3色 は、マットな質感で柔らかな印象になります。
サンドホワイト:キャンバス地のような柔らかいアイボリーのような色。
グレー:濃すぎず、温かみのあるグレー。
ブラック:スミクロのような、柔らかなブラック。男性にもおすすめ。
無地なので、他のどの食器ともよくあいます。
外側の素焼きのようなマットな手触り。
ベトナムの職人の手で生み出される、温かみのある素朴な風合いが魅力です。
素材となる土自体に色を練り込み、釉薬に頼らない着色方法でこのような質感が実現できました。
飲み物にふれる内側は、釉薬がぬられたツヤ仕上げになっており、茶渋がつきにくくなっています。
外側と内側の質感のコントラストも、とても美しいです。
シックなロゴが入った箱に入っているので、贈り物にもおすすめです。
MUGは250、330、380の3種のサイズから選べます。
MUGの数字が表すのは、MUGの一番上部から5~10mmくらいのこぼれない程度に飲み物を注いだときの容量になっています。TUMBLERもSとLの2種展開で、Sサイズの方はそば猪口のように使ってもいいかもしれませんね。
MOHEIM(モヘイム)マグカップ 380
MOHEIM(モヘイム)マグカップ 330
MOHEIM(モヘイム)マグカップ 250
MOHEIM(モヘイム)プレート 150
素材はせっ器です。石器ではありません。
せっ器は漢字にすると「火」へんに「石」と書く漢字があてられ、「炻器」と書きます。「半磁器」とか「焼締め」などと呼ばれることもあって、1100~1250℃の高火度で焼成される焼き物で、陶器と磁器の中間的な性質を持っています。
ちなみに、陶器は800~1200℃前後の温度で、磁器は陶器より100℃ほど高い1300℃前後の高温で焼き上げていくんだそうです。こうやって見ると、焼成の温度もまさにせっ器は陶器と磁器の中間ですね。
日本の有名な焼き物で言うと、信楽焼や備前焼、常滑焼などがせっ器にあたるそうです。ルーツを辿ると、古墳時代の須恵器が源とされているようです。
生地に含まれる空気穴が少ないため耐水性が高く、陶器に近い質感ながら吸水性はほぼありません。
魅力は、素朴な風合いを活かした味わい深さ。あたらしさの中にもぬくもりを感じられます。
自然の土や石を思わせるような外側の肌触りとは対照的に、内側は釉薬を塗っているのでグロッシーな光沢が楽しめます。内側の仕上げを外側と変えることで、コーヒーや料理から生じるステインの影響も一般的な陶磁器と変わりません。
誰もが名前を知っている高級リゾートホテルや、世界的に有名な一流ホテルなど、多くの宿泊施設でSTONEWAREが導入されています。
お気に入りの一つに。おすすめです。